ロングセラー製品

自分の場合、身の回りにそういう品物が多かったりする。というか、「時」という次元が好きで、時代、時間を越えてきた品物達が手元にあるだけでも、ちょっと心地良く感じるわけで。

実用車なんかその最たる例だし、他もそういうものばかり。しかし何故か最近、それらが絶版になってきたりもしてる。

家電品のなかから、選りすぐって紹介してみたいと思う。まずはこれから。三洋「カドニカライト」。


懐中電灯という製品の場合、そもそも基本機構が完成しているためにモデルサイクルは長く、新製品が出た、と言っても色が変わっただけだったり、という例も多い。そのなかでも、この「カドニカライト」はまれに見るロングセラー。

こちらが現行品。三洋電機のオフィシャルサイト。
そして、こちらは41年前にグッドデザイン賞を受賞したさいの写真。日本産業デザイン振興会のサイト。


40年の時を経て定価は倍になったものの、寸分違わず、色まで一緒。以前は他にもカラーバリエーションがあったような記憶があるが。そこで10年前の三洋のカタログを開いてみると、10年前の時点では赤、黒、青の3色だったみたい。年代によって色が若干違うのか・・・?

実物を見たことがないので何とも言えないが、時を越えて愛される理由としては、低価格、手頃なサイズ、充電式ならではの便利さ、という辺りか。

16時間充電で50分点灯、という辺りの仕様まで40年前のままなのはご愛敬。個人的に、急速充電器は電池を傷めるような気がしなくもないけれど。


正直ひとつ、欲しい気がする。あんまりいらないけど。仕事用にも使えそう。