数字は正直。

http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200606270103.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060627-00000098-mai-bus_all

下方修正だそうで。しかしねぇ「信じて」と言われても信用できませんけどねぇ。


大体、今一番売れてる日産車が「モコ」であると知ったときは驚いた。何でスズキの軽が・・・?


新車効果の切れてきたセレナ、ノートも、競合車に大幅に後れを取っている始末。K12マーチなんか、えらく影が薄くなってきたし。それに対し、モデル末期まで堅調に数を売り、傾いた日産の屋台骨を支えてきたK11マーチは偉大だったと思う。それに比べてK12は・・・


ああいうデザインの場合、Be-1とかパオみたいに予約販売とか限定販売でいく、というのであれば「可愛い」ってことで飛びつく客もいる筈だが、10年間モデルチェンジせず世界で売る、ということはできないと思う。もう飽きた。




そもそも、現行日産車の場合、「選ぶ理由」に乏しすぎるような気がする。そりゃあ、オーナーが「デザイン」で選ぶこともあるかも知れないけど、これ、という決定的理由に乏しいと思うのは俺だけだろうか。また、ラインアップの意図もよく判らない車種が多いように感じる。セドリックの兄貴分、ってことで生まれたシーマがあるのにフーガにV8を追加してみたり、シルフィに「ブロアム」を追加してみたり、マーチ、キューブ、とあるのにノートも出したり。


現在の日産自身、シーマは「日産のセルシオ」だと思っているみたいな気が。で、フーガは「日産のクラウン」、フーガV8は「日産のクラウンマジェスタ」と。でも実際、世界戦略車として独自シャーシを持つセルシオと比較して、セドリックを引き延ばして大きなエンジンを積みました、という生い立ちのシーマでセルシオに太刀打ちできるはずがない。個人的には、シーマこそがマジェスタ対向車だと思うわけで。そこで何故フーガにV8・・・?と疑問に思う。

あ、将来的に「インフィニティ」を日本でもスタートさせて、それに付随してシーマは日産店から追いやられ、「インフィニティQ45」ってことになるから、日産店でシーマ代わり、がV8フーガ、か。

でもなぁ、インフィニティでリベンジするくらいだったら、全車グリルレス、「土偶の目」をモチーフにしたドアハンドル、漆塗りに白本革のインテリア、七宝焼きエンブレム、くらいの志は欲しいものだね。



シルフィ「ブロアム」だって、個人的にはどうかと思う。法人の送迎用途にシルフィでは明らかに風格不足。例えば、230セドリックで重役を送迎するシーンがあるとする。サマになるよね。だけど、510ブルーバード*1ではどうか。やっぱり、おかしい。胡散臭い。

そういえば、社長の送迎(シルフィ「ブロアム」)も営業の足(マーチ12B)も同じプラットフォームになるのか。いや、営業がY11ADバンだったら、むしろADバンのほうが格上とも言えそう。

*1:決してシルフィの先輩、ということで登場させているわけではないので。シルフィの祖先を辿っていくと、チェリーにたどり着くし。