日本で最初に「パーソナルコンピュータ」を製品化したメーカー。

実は、日立製作所。初期からパソコンを出していたメーカーは、他に、シャープとNEC。意外にも思われるけれど、富士通は後発。
最初に完成品のパーソナルコンピュータを製品として販売したのは日立だが、それより少し前にはシャープから、キット品のパソコン*1が出ていたけど。

そんな、和製パソコンの老舗だった日立。歴史にピリオドを打つようで。


近年、派手な宣伝を打っているNEC富士通に押され、さらには低価格のBTOパソコン群にも押されたのかも知れないが。今までだって、それほど高シェアとは言えなかったけれど、ひたむきにやっているなあ、と思っていた自分。
パソコン的にも、重くする以外の目的が判らないような添付ソフトばかりの富士通辺りに比べると、無駄のない構成、安い価格で好感が持てた。




自分は日立のパソコンを使っているわけでもないし、強いて言えば学校で触れたことがあるとか、今使っているキーボード(ミネベア製)が日立ブランドのものだとか、一度だけ購入検討したことがあるとか、それくらい。

個人的にちょっと心配なのは、今後のアフターサービスがどうなるか。以前にも書いたように、撤退したメーカー、製品のアフターサービスは基本的に「皆無」と言っても良いわけで、日立も果たして・・・?

*1:箱を開けると部品がどっさり入っていて、顧客が組み立てて完成させる製品。今で言う「自作PC」とは違う。