ささやかなる幸せ、そして贅沢。

この上なく「猛暑」という言葉が相応しい、今夏。エアコンで乗り切るのも良いけど、そんなに暑くないときとか、ちょっと扇風機も使ってみようと思って、昨日、出して掃除した。


三洋製。デザインの感じからして70年代、「超微風」が付いている辺りからしても70年代。「SANYO」ロゴからして1976年以前*1、と見当は付いた。コードを見ると「1972」。しかし、35年落ちとは思えぬほど快調。デザインも渋い。

風呂上がり、Tシャツの裾をめくって腹に風を吹き込む。この瞬間、幸せ過ぎるね。ちゃっかり、トランクスの裾をめくって同様なこともしているが。男の特権、というか、トランクス派の特権・・・?

それはともかく。





35年前の時点ではおそらく中堅〜下位寄りの機種だったんじゃあないかと思う。当時の場合、上位機種になると、首振りの角度が調節可能になったり、首振りのスイッチが操作パネル部に付いたり、コードリールが付いたり、電子ストップ機能*2が付いたりしていたが、この機種にはそれらがない。というか必要も感じないが。


当時の製品故に造りも良く丈夫で、夏しか使われない季節家電、しかも単純な構造ということで、扇風機は長寿率?が高い家電のひとつ。それ故に経年劣化などに気づかず、思わぬ事故なども起こっているようだが。

*1:1976年、●の中に「へ」を3つ重ねたようなマークが使われ始めたが、この扇風機にはない。その後ファンヒーターの事故が起こった1986年、殺人のイメージから脱するため、現在の「SANYO」ロゴになり、今に至る。

*2:金網に電極が付いていて、手が触れると回転が停止する機能。安全装備のひとつ。