買ったはいい。

聞く環境は?ということで、レコードプレーヤーを整備。現状、自宅内には、2004年に買ったはいいけど殆ど使わず、ほとんど新品状態で仕舞いっぱなしのこいつと、テクニクスのダイレクトドライブ・フルオートタイプのターンテーブル「SL-6」がある。

SL-6は一応、名機「SL-10」兄弟の(ほぼ)末弟に当たるモデル。とは言いつつ、SL-10のような「こだわり」はバッサリ切り捨てられた、システムコンポの一部のような位置づけの機種。事実、「コンサイス6」のプレーヤーなわけで。
兄弟としては、SL-10にプログラムプレイを付けた最上位機種SL-15、SL-10のエッセンスを継承しつつも価格を下げた、ハイコンポ向けのSL-7。そして、シリーズの最低機種がSL-5。とは言いつつ、これでもDD、ジャケットサイズ、リニアトラッキング、と、ポイントはしっかり押さえてある。そしてSL-6は、そんなSL-5にプログラムプレイが付いたモデル。

廉価機種とは言えども高価で、確か定価で5万くらいした筈。それ故に造りもしっかりしていて、約25年前の製品でありながら故障知らず。この時代の松下製品、いや、日本の工業製品は丈夫だった。



とは言っても、少し再生速度が狂っていて、明らかにキーがずれている感じだった上、レコードを聴く機会がなかなかなかったので、3年程度お蔵入りしていた。開けてみると、モーター制御基盤に可変抵抗が2つ。45回転と33回転、それぞれのスピード調整か・・・?と、マークをしてから回してみると大正解。ここにある「ストロボスコープ」を印刷して、模様が止まって見える位置に調整。復活。