父的な意見
どうも、満足度は微妙なようで。
良
- 燃費が「ものすごく」いい
目盛の減り具合を見る限り、普通に走って20km/Lは出ている、と。ついでに、頑張ればカタログ燃費を越えて25km/Lも現実的・・・?
これだけでも十分、買い換える理由。
- パワフルで静か
高速での伸びはなかなか、とのこと。エアコンを使ってもパワーがとられにくく、出足も軽快。静粛性も、ちょっと前の軽と同レベル。「ガソリン車と勘違いするほど」などというのはオーバーだが。
- オイルが汚れにくく、長い交換サイクル
5000km毎の交換だったY10。今度は何と、1万5千km毎。コモンレールシステム採用故に黒煙発生も少なく、オイルも汚れにくいのかも知れない。
- 積載性抜群
そこはやっぱり、バン。それ故に趣味車としても良いと思った。
- 小回りが利く
Y10比でホイールベースは伸びているのに、最小回転半径は同じ。切れ角が大きいのか。
- 手の入りやすいボンネット
スッカスカ。整備性抜群・・・?
- 乗り降りしやすい
立ち気味のピラー、高めの着座位置、上下方向に大きなドアの恩恵。この辺は今風だね。
- 十分な出来のシート
腰痛、運転疲労の根因になる極悪シートかと思いきや、案外そうでもなく、ほどよいコシと十分な座面の大きさが利いている感じ。サイドサポートも十分。父親は何も言ってないが、欠点もないということか。カタログで偉そうにシートのことが書いてあったが、それも案外偽りなし。
悪
- シフトフィール
「軽トラ並」とのことで、運転席に腰掛け、停車状態でクラッチを踏んでレバーを動かしてみた。なるほど、確かにY10よりは「カチカチ」した感触でストロークも浅い。でもこれはこれで良いんじゃない?と自分は思った。
- 内装の質感が悲しい
シフトブーツの安っぽさ、各部の継ぎ目の粗さ。確かに継ぎ目は粗い。バブル期に設計されたY10と比較すると尚更。100系カロバンはもっと良かったんだろうけど。とは言え、触れる部分の質感はシフトレバーを除くと「ヴィッツクラスなら・・・」という程度。個人的には許せる範疇。「建て付け」自体は、日産車より良いような気がする。
後部座席は完全な「荷物置き場」。座ってみたけど、短足、175cmの自分の場合でも、太股が宙に浮いた状態で、「体育座り」。プロボックス・サクシードを検討中という方で、後部座席の使用頻度が多い場合、4ナンバーでないと、ということならサクシードを、5ナンバーでも良ければカローラフィールダー等を勧めたい所。プロボックスバンのリアシートは、人が座るための席ではない、と心得るべし。サクシードでもそんなには良くないと思うけど。ちなみに父によると、ADバンのリアシートもマトモに座れないとかで。
- 低速トルクがない
どちらかというと高速寄りのようで、低速域、街乗りはY10のほうが乗りやすかった、と。とは言いつつ、燃費は良いのでそれほど気にはしていない様子。
- パワーウィンドウ
タイマー付にして欲しかった、と。細工してタイマー付きにするか、常時電源化を検討中。
- ホイールが・・・
うちにあった冬タイヤ用の鉄ホイールを履かせようとした所、ブレーキキャリバーに干渉。ABSのしわ寄せか?
- 室内灯
Y10の場合、ハッチゲートとそのほかのドアのスイッチが独立しており、ハッチゲートを開けるとラゲッジスペースのランプだけが点灯したが、プロボの場合、全ドアが一系統なようで、リアハッチを開けても、運転席ドアを開けても、前席上のルームランプまで点灯。独立させたいところだが、配線を引き直すしかないかな。
- 燃料計
上位グレードならタコメーターが入っていると思しき部分に、どでかい水温計と一緒に入っていたY10。しかし、今度のは小さな液晶のなか。見辛い、と。ついでに、給油後の反応も悪いようで、ここに関してかなり不満な様子。
個人的には、
やっぱり、今風の車だな、と思った。2C-TやCD20とはひと味違う感触の1ND-TV、常時照明のメーター、グリップタイプのドアハンドル、高い着座位置、太く視界の悪いAピラー。父としては、肝心の燃費が素晴らしいので他はそれほど気にしないようにしているようだが。