ふと存在を思い出し、

ドライヤー。髪型作りに使ってみようと思って、出してきた。


ちょっと前まで東芝の小型ドライヤーを使っていたんだけど、これが全く駄目な代物で、ウォシュレットの温風乾燥と同レベルか、それより少しマシ、という程度しか乾かない。結局、中学時代は部品を洗った後に乾かしたりするのにちょっとだけ使った記憶があるけど、髪なんかは面倒で、自然乾燥に。ドライヤーは、洗面所に放置。家族が使ってると思う。



うちにあった、もう一つのドライヤー。松下の、この機種。平成6年製。もう5年くらい眠っていたと思う。確か当時、本体が凄く熱くなって、内部から「カチッ」という音が聞こえて、これに恐怖を感じて使わなくなったと記憶。筐体の一部が溶けた痕跡もある。


朝使ってみると、本体は過熱して、安全装置が働いた?のか、カチッという音がして温風が突然冷風になった。一応使う分には使えるし、風量も十分で使い勝手もいい。



一旦買い換えを考えて、「どうせ買うんだったらそこそこ良い奴にしようかな」と、松下とかのサイトを見たりもしたが、やっぱり勿体ないし、何となく開けてみた。つい先程。


タイ製の廉価品ではあるけど、松下電工らしく、コストダウンもしっかりできていながら、耐久性、整備性*1も犠牲になっておらず、結構丁寧な造り。





凄い埃。なるほどこれが原因で過熱、ってわけか、と、納得。使用済みの歯ブラシを使って埃を払うことにした。少し難儀したり、「まさかこれって・・・アスベスト?」と、ヒーター部の固定に使われている部材を見て恐怖を感じたりするも、組み立て終了。


動かしてみると、風量も増えて、音も軽くなった。過熱もしないし、安全用のバイメタルの音も聞こえないし、温風も止まらない。




結局、買わなくて済んだようで。

*1:これが良いということは、量産性も良い(=安く、速く、大量に作れる)と見てよいのかな。