代車について。
ワゴンRが車検で。
代車は、スズキのアルト。現行型。
もちろん、乗用のグレード。それほど高級な奴じゃなさそうな気配だが、必要にして十分な装備。カタログを見た。「G」っぽい。色は、薄い緑メタ。
第一印象。
同じだ!
内装の質感は劇的に良くなっている。デザインは質素なんだけど、安っぽくない、というレベル。シートは、適度に「ふんわり」していて良し。何気にジグソーパズル柄なのは、女性ユーザーを意識したためか。他は変に誇張する所もないし、さっぱりとした意匠。また、車高の割に中は広くて快適。外観から受ける印象より窓が大きく、開放的で視界も良い。全然窮屈じゃなく、なかなか乗りやすい。
よく見てみると、細部の立て付けや工作精度も、ワゴンRと比較すると向上しているのがわかる。ドアの開閉音も向上。
乗り心地的には、硬い。締まってる感じ。でも、ドイツ車的な「硬質感」ではなく、安っぽい硬さ。ここも、中途半端に柔らかかったワゴンRよりはマシ。ついでに、シフトショックも少ない。
そして、最大の違いはエンジン音。ボディが軽い分、低回転で十分に走るみたい。そのせいか、少しだけ静か。燃費も良いんじゃないかな。
でも、「同じ」なわけで。
エンジン音はピッタリ同じ。室内に、3気筒特有の「ビーン」というエンジン音がこもる。それに、よく見ると細部の作りは粗いし、華奢な感じ。
それに、新車(かなり程度の良い代車)のくせに、7年落ちの中古車と比較して大差がない、というのは一体。進化してない、と取るか、耐久性がありヘタってない、と取るか。
ダイハツとかの軽に乗ったことがないから何とも言えないが、思ったよりは良い感じ。スズキの株価少しだけ上がった。
母の意見。
運転者だ。重要だね。
- 出足が良い。
- ハンドルが素直で運転しやすい。
- 内装が結構いい。
- 全体的にしっかりとした乗り味。
- サイズがちょうど良い。
- 視界が広い。
- すごく乗りやすい。まるで何年も乗ってきたみたい。
ま、出足はボディが軽いせいだろう。ハンドリングは、電動パワステが熟成されてきた成果かな。内装は上の通り。サイズはいいね。
「何年も乗ってきたみたい」というのは、おそらく、同じスズキ車、ということも大きいし、ワゴンRと比較して大差ない、というのも大きいと思う。
だが、それ以上に、ハンドリングの向上、小さくて運転のしやすいボディサイズ、広い視界、高すぎない着座位置が大きいんじゃないかな。あと、出足が良い、というのも、運転者の「快適」度には大きい筈。
10年近く前に乗っていたアルト(550ccの最終型)に近い、とも言っていたが。一応同じアルトだし、その辺は関係あるのか。