DELLとは。

朝からヨドバシ行っちゃった廃人ですが。

今から7〜8年前、ある場所で、見たことのない「DELL」というメーカーのパソコンを見かけた。
あの時代だから、当然のように、白い横置きのデスクトップマシンだったが。結構上品でいいデザインだったような記憶。

今思えば、まだ「マイナーブランド」だった時代のDELL製品だったわけで。


当時、パソコンといえば、まだBTOなんて認知されていなくて、エプダイもHPも、マイナーなブランドだった。マニア向けのBTOパソコンとしては、Gatewayが幅を利かせていた思うが。

この時代といえば、NECPC-98を捨て、「PC98-NX」という、どう考えても騙すために付けた*1名前にしか思えないAT互換機*2を出し始めたり、いち早く独自路線を放棄した富士通「FMV」が、低価格、高性能、ということで、躍進が際だっていた時代。ソニーが久々にパソコン業界に参入し「VAIO」を発売したのもこの頃だったと。


それから8年。


王者NEC富士通は相変わらず無駄ばかりの子供騙しなコンシューマー向けモデルを出している。ソニーは過去の失敗が嘘のように、バイオで一定の地位を得、日立も地味ながら頑張っている。また、ショップブランドの台頭も、特筆すべき点。

そして現在、デルの国内シェアは、上位2社に次いで、何と3位。あれだけテレビCMを放映したり、新聞広告を出せば、初心者が実用目的に使うには明らかに不足があると言える内容でも、割安に感じてしまうはずだ。

その広告には小さく「ディスプレイは別売です」と書いてあるが、写真には、普通にディスプレイがセットされている。また、知識のない消費者が、ワープロソフトすら添付されていないことに気づくだろうか。


やはり、その辺に騙された消費者も多かったのかもしれない。最近の広告では「ディスプレイ付属」とか「Officeプリインストール」などと、でかでかとうたっているのだから<<編集予定>>。


そういうこともあるし、宣伝広告のこともあって、デルやHPには、少なからず偏見を持っていたのは事実である。だが、なぜかエプソンダイレクトには、それほど悪いイメージは持っていなかった。



だが、シェアが増えてきたせいか、今やデルは「一流ブランド」の仲間入りを果たしたようだ。自分には未だに、ソーテックなどと同様「5流」というイメージが抜けないのだが。

HPは歴史あるパソコンメーカーだし、知名度もあるから、デルよりはイメージは良い。アメリカに行けば、かつては「IBM・HP・Apple」で「御三家」だったみたいだし。

だが、今のHPは、デルの影響を受けすぎているように感じる。どうも、安物メーカーっぽい・・・

エプソンダイレクトだって、それと同類な筈だが、やはり「日本生まれのメーカー」であるが故に、親しみが湧くというか、そういうものがあるのかもしれない。


今回は価格が決め手となって購入したが・・・

変なトラブルがないように祈る。

*1:CMで「ぴーしーきゅうはちえぬえっくす」っていえば、普通にねぇ。

*2:NECはそう主張していない。MSが提唱していた「PC98規格」の互換機、と主張。PC98規格ってのは、Windows98対応規格ということだったか。確かPC97規格、というものも存在する。