古い軽の「残存率」

一つの基準を持って、考えてみた。
約15,16年前のアルト*1、ミラ、ミニカ、トゥデイ、レックス。550ccの最終型か、660ccの最初期型だね。
メーカー別に見ると、


ダイハツ>三菱>>>>>>スズキ>ホンダ>>>>スバル


という具合。ミラとミニカの残存率は驚異的。対して、5年位前まで大量に見掛けた「BEST ALTO」の550cc車は激減した。どうも、この世代のアルトの550cc車はちょっとした「欠陥」があって、エンジンの強度がなかったらしいが。
トゥデイも少なくなったし、レックスなんか、さらに少ない。新車当時の販売台数の差、で片付けられる範囲でもない。


決してメーカーの優劣を付けたり、「ダイハツや三菱の軽は丈夫」とか「スバルは壊れやすい」という風に言っているわけではない。耐久性の問題はオーナーの乗り方にも寄るし。


気を付けてみると、2代目アルトが細々と残ってたりもする。父によると、7万キロ乗ったらガッタガタになったらしいが。多分、近場の足に使ってる、という程度だから長持ちしているのかな。


個人的に、スズキとホンダは不信感が強く、「高品質」とは程遠いイメージがあるが。軽に乗るなら、ダイハツかスバルか三菱・・・と考えてるし。

最近のダイハツ車はトヨタ化のせいで都会でもまあまあ見ていられるデザインになってきたけど、相変わらずスズキの軽は、どんな新型車でも田舎の風景に調和するやつばっかりで。

スズキがセンス的にピークだったのは、昭和63年頃〜平成5年頃までか。
80年代は「オレ・タチ、カルタス。」とか、寒くて垢抜けないやつばっかりだったが。
昭和63年発売の3代目アルトはプレーンさが持ち味の、飽きが来ないデザイン*2だし、初代エスクードとか、カプチーノとか、この時期のデザインは、比較的優れた作品が多いような気がする。宣伝の趣味も、(80年代よりは)良かった。
その集大成が、平成5年のワゴンRだったのか。デザイン黄金期と、バブルの終止符。

それ以降、一気に腐っていったが。


今のスズキのデザインはスイフト以外、語る価値もない駄作ばっかりだし。

*1:これのOEMであるマツダオートザムキャロルは、「スズキ車」として同時に判断する。

*2:でも、テールはミラを意識した・・・?