トヨタ車の命名におけるセオリー。
「C」と「冠」だ。これは、クラウンが成功したことにあやかって。
CORONA、CARINA、CERICA、COROLLA、CENTURY、CHASER、CRESTA、CELSIORなど。ちなみに、マークIIは元々「CORONA MARKII」だったし、スプリンターも「COROLLA SPRINTER」だった。
でも、最近の車種はこれに拘ってないね。
今日は、カムリがフルチェンしたらしい。日本じゃ「皮」をつけられちゃったりする名前だし、ちょっと地味な存在だけど、北米市場では売れに売れている、トヨタの看板車種。
何せ、その名前は日本語の「冠」から「ん」を取ったもので、「クラウン」と同じ。ついでに、「C」で始まってる。いつかはカムリ・・・
何だ。エスティマとラッシュのときにオフィシャルサイトが軽くて素晴らしい!と書いたが、
また重くするとは何事でしょうか?
多分、トヨタの広報部にはページ担当者が数人いて、「重くする担当者」と「軽くする担当者」がいるんだろうな、と判断。
カムリは北米戦略車故に、「1700の壁」には拘ってない。大体、あんな巨体にFFと言う時点で十分にアメリカンだ。はっきり言って、国内市場を考慮した車種ではない。
かつてのカムリ*1のオーナーにも「大きすぎる」って言われるんじゃないかな。
まぁ、ここはローレルとセフィーロの関係*2のように、FRの日本的高級車を求める客には、マークXで対応するということなのだろう。
- エクステリア
うーん、フロントグリルが安っぽい・・・ここはマイチェンで絶対に直す筈。
全体的には、適度にアメリカナイズされた豪快で大味な雰囲気は、トヨタ車っぽくなくて良いと思う。微妙にアコード辺りを意識したのかな。テールとか。
それと、顔が分厚すぎる。ベルタの兄貴、って感じ。
全体的には、先代よりもパーソナル感を演出してる感じ。
- インテリア
明らかに、先代比で質感が上がったと思う。
でも、インパネセンターの、青いLEDが仕込んであるアクリルっぽいパネルと、茶木目が明らかに反発しあってると思うんだが。ガキ臭さと親父臭さ。
あと、ドアトリムの木目パネルの使い方。明らかにプラスチックであることを主張しちゃってる。
やっぱりアメリカンだな。
- 総評
これは・・・国内無視の車種だから・・・
売れるとか売れないは、あんまり関係ないな。まぁ、月2000台程度かな。
ウィンダムはじきに、レクサスESになるのか。