「最後の晩餐」プロジェクト

ええ。例の「電気用品安全法」のため、ジャンク部門に再参入することにしたもので。今やっておかないと、将来、一切ジャンクが買えなくなっちゃうもんね。


で、ハードオフに行ってきた。放課後。

買った物は、以下の通り。

  • 中村さん家も

MACLORD。ちなみに「LORD」は「領主」という意味。英語の時間、この単語が出てきたもので。
他に「Wonder」という単語は「・・・を疑問に思う」という意味。「ワンダーシビック」とかけて、「シビックが3ナンバーなのは疑問に思う」と覚えた。
時々、こういう風に結びつけて覚えられて便利なことがある。ヲタ脳が役立つ瞬間。


それは関係ない。


NV-870HD。100円。色は、銀。


電源コードを読んで、84年製と判断。この年式ならコピーガードをパスできるわけで。しかも、当時「超弩級」だったHi-Fi。100円という価格に惑わされ、買った。
ついでに、当時の流行を感じさせるシルバーのボディ、曲線がどこにも入ってないカクカク、ペキペキなデザイン、そして覗き窓と「ナショナル」マークに惹かれた。前から好きだったんだよねぇ。


しかしこの時代の松下製品は作りが抜群にいいねぇ。筐体の「しっかり」感が格別。ボタンの押し心地も素晴らしい。


端子の汚れ具合から判断すると、長い間、使われないで放置されていた模様。そのせいか、トラッキングや予約のスイッチの効きが悪い。接点復活剤を噴きたい感じ。

動作状況としては、再生、録画不可。テープは噛まない。
回路系は全く問題ないようで、一瞬だけ映像が出たりする。走行系が劣化しており、テープが回らないことがある。メカの動きも渋い。

一瞬だけ出た映像は、とても22年前のデッキとは思えないほど素晴らしいため、動作時の性能はなかなか良いのではなかろうか。最近のデフレなビデオなんかよりも、よっぽど良い機械な筈。

アイドラとベルト・・・要するにゴム系を始末すれば、いけそうな予感。



しかしこいつ、メカのレスポンスは鬼のようにトロい。昭和59年当時のメカとしては平均的な出来*1だし、テープやヘッドには優しい筈だけど。
常時フルローディングで快適な、X1の「スーパーソリッドメカ」に慣れている身としては辛い。



この世代の松下製ビデオは、うちの父親がえらく詳しいし、修理経験も豊富だから、何か聞いてみることにしよう。

*1:いや、丈夫さを考えれば特筆すべきメカだけど。