ブロアムって・・・

日産、狂ってるわけで。シルフィに「ブロアム」とは一体。


発見した途端「????????????????????」くらい、疑問符で頭がいっぱいになった。
見てみると、どうやらVIP送迎向けのシルフィらしい。先代では後部座席が狭かったが、モデルチェンジで広くなったシルフィ。実は、先代は北海道とかではタクシーに使ってたらしい。

だから、シルフィに後部座席を充実させた「ブロアム」なのかも知れない。それに、今となっては5ナンバーフルサイズのシルフィ。かつてのY31セドリックセダンを送迎に使っていた法人の乗り換え用には、「サイズは」丁度良い。

でもねぇ・・・シルフィからVIPが降りてくる光景って、ちょっと微笑ましい、というか、かなり胡散臭いというか、変だよね。Y31セドリックセダンとか150系クラウンセダンならサマになるし、ゼロクラやフーガでも違和感はない。
極端な話「うちの最高級サルーンだから」といってエリオセダンから鈴木会長が降りてくるみたいだよ。
あ、スズキならこの前絶版になったグランドエスクードがあるか。


それにエンジンも4気筒でショボいじゃん。それに、所詮プラットフォームはマーチ。


そんな事は別としても、「ブロアム」という名前。よりによって、何でセドグロの高級系グレードの名前なわけで?
330の後期型で、クラウンの「ロイヤルサルーン」に匹敵する3ナンバー専用の最高級グレードとして登場して、430,Y30の初期までは、セドリックの最高峰だった。確か430とY30初期までは、3ナンバーのブロアムと、5ナンバー(2000cc)の「ターボブロアム」があった筈。
Y30の途中で、その上の「ブロアムVIP」が出てからは量販グレードになったみたいで、丁度、クラウンの「ロイヤルサルーン」も同じ頃に「ロイヤルサルーンG」が出て、量販グレードにシフトした。
その後、Y31では「グランツーリスモ」が出て影が薄くなったものの、親父向けの量販グレードとして落ち着き、Y33になると、廉価グレードまで「ブロアムJ」を名乗るようになった。
Y34は、セドリックに「ブロアム系」の位置づけ、グロリアに「グラングーリスモ系」の位置づけを与えた。が、オーナー向けモデルとして、ブロアムとグラツーの名は消滅*1。しかしあまりに不評のため、グロリアのみ「グランツーリスモ」が復活した。
それでもY34は大苦戦。近年の日産の改革(?)で「フーガ」になっちゃった。



それは別としても。
極端な話「プレミオ"ロイヤルサルーン"」というくらい、違和感がある。フーガにVIP向けの「ブロアム」なら理解できるが。

うーん、やっぱり親父がウイングロードからサクシードにするのも頷けるな。もう日産は


終わった。

*1:法人向けのY31セドリックセダンでは継続して「ブロアム」を設定。2002年6月に消滅したものの、2004年になって、突如、ハイヤー向けの高級モデルとして復活。