超私的カーデザイン評論

私の比較的好きなデザインの車を、挙げてみます。
基本的に、こんなスタイリングの車が好きですので、承知してお読みください。
・丸すぎず、四角すぎない綺麗なデザイン。
・流麗な尻下がりのフォルム。
・全体的に「まとまり」があり、端正な雰囲気のもの。

トヨタ クレスタ(GX51/61)

何と言っても「お尻」。この時期のトヨタは110クラウンなど、お尻の綺麗なデザインが多いですが、クレスタは格別。直線基調の端正なボディラインで構成され、キリッと引き締まった細いカッティングの入ったテールランプがとっても素敵。お尻だけじゃなくて他もいいスタイルですが、とにかくこのクレスタは、お尻がきれいなのです。

トヨタ センチュリー

おそらく、今新車で買える国産車のなかでは、一番お尻のきれいなクルマです。フォーマルなサルーンなので保守的ですが、結構個性的なシルエットだと思いませんか?テール周辺のデザインは、非常に滑らかな尻下がりで、気品にあふれています。流石に世界に誇るトヨタの最高級車です。

いすゞ 117クーペ

イタリア人デザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロの生んだ流麗な曲線美は、見る人の心に訴えかける物があります。やっぱり、滑らかな尻下がりがスタイリッシュ。ハンドメイドの初期型が一番まとまりがありますね。色は、赤なんか色気があって素敵です。

マツダ ルーチェ(初代)

公表はしていませんが、117クーペと同じくジウジアーロの作品です。ジウジアーロの処女作だったような・・・スタイリングは、117クーペそっくり。若干シャープな印象です。こいつもお尻が綺麗です。

マツダ ユーノス500

バブル期のマツダは、デザインに非常にコストをかけていました。このユーノス500もそうです。始めてみたとき、そのあまりに滑らかで流麗なテール周辺に感銘を受けました。「10年基準」ですが、流麗さは10年以上経った今でも最高です。

マツダ センティア/アンフィニ MS-9(初代・HD系)

これもユーノス500と同時期のスタイリングですね。この車は、とにかく「のびやか」で「おおらか」なボディラインです。めちゃくちゃ量感のあるスタイリングは、何か官能的な印象を受けます。ユーノス500もそうですが、当時のマツダ車は濃い目の色が似合いますね。

日産 プリメーラ セダン(P12系)

現行の日産車では、一番「デザイン」されているものではないでしょうか。登場したときの衝撃は、当時車に興味すらなかった私でもはっきり覚えています。セダンは、適度に「締まり」があり、流麗さも感じられます。

日産 スカイライン 4ドアスポーツセダン(R32系)

日産車で最も美しいのはこのR32だと、私は思っています。背が低いので、トヨタハードトップ軍団のような感覚を受けますが、いい意味で筋肉質に引き締まったボディラインは非常にスタイリッシュ。間延びした2ドアよりも、4ドアのほうがまとまりを感じます。