「パナソニック株式会社」と言われても・・・?

ナショナル(National)
パナソニック(Panasonic)
テクニクス(Technics)
ラムサ(RAMSA)
パナレーサー(Panaracer)
カドマックス(Kadomax)
ナイス(Nais)


松下系の企業が過去に用いた商標。こう考えてみると、何とも紛らわしいし、多すぎるよなあ、と。





それにしても、「パナソニックのエアコン」やら「パナソニックの洗濯機」と言われても、ちっとも結びつかないんだが。逆に「ナショナルのテレビ」とかならまだしも・・・
んっ、「アラウーノ」も「パナソニックアラウーノ」になるわけ?



あの松下のことだから、しっかりとした戦略を立てているんだろうけれど、本を正せば「パナソニック」名は、ラジオの商標じゃないか、と。うちに昔あったラジオには「NATIONAL PANASONIC」というロゴが付いていた。
スピーカーのブランド、と松下は言っているけれど、国内では圧倒的に「ラジオの商標」のイメージ。


松下電工はどうなるのか?「パナソニックワークス」とか?と思いきや、「パナソニック電工」になるらしい。微妙やなあ。
ということは、配線器具や住設機器に「Panasonic」ロゴが入る日も近いのか。


個人的には、慣れ親しんだ「ナショナル」の名が消えるのは寂しいと思う。

AV機器が「パナソニック」ブランドに移行して20余年、未だに「ナショナルのビエラ」などと言われている状況下、白物家電まで「パナソニック」というのは無謀な気もする。


松下幸之助氏の「国民の為になる国民のブランド」Nationalが消えてしまうのは、どうかな、と。ノスタルジーに浸るだけじゃなくて、伝統を継承、踏襲していくことも大切なんじゃないかな。
個人的に、松下幸之助は尊敬している人物の一人だが、氏が一代で築き上げた「松下電器」の名を捨ててしまうのは、氏にあまりに失礼ではなかろうか。