最新型って凄いねえ。

年賀状。今年は枚数が多い。いつもは1枚だけで、手書きしていたんだが、今年はプリンターで打ち出すことにした。

問題は、うちにあるプリンター。
BJC-35v*1という奴で、こいつ、12年前に発売された年代物だったりするわけで。小さいし丈夫だし、インク代も安いし、自分の場合は文書の打ち出しがメインだから、十分使ってきた。
こいつの場合、印字ヘッドを付け替えるだけで白黒にもカラーにも使えるわけで、自分はブラック用の印字ヘッドしか持っておらず、カラー用のヘッドを買おうかと思って値段を調べたところ、4千円もする。どこの店に行っても置いてあるのは有り難いけれど・・・10年以上前のプリンターに4千円の投資って・・・と。

そんだったら、いっそ新しいプリンターをボンっと買っちゃおう、と思い立った次第。今朝のこと。






いろいろなメーカのインクジェットプリンターに触れたけれど、最も好印象だったのがキヤノン。だからまずはキヤノンのオフィシャルサイトを見てみる。
譲れない条件は、「独立カラーインクタンク」。予算は、上限2万円という所。どうせなら複合機がいいかな、とも。


キヤノンの機種では、PIXUS MP520と、同iP3500が候補に浮上。別に高画質である必要もないし、写真プリントなんて要らないんだけれども、独立インクタンクなら・・・と。


エプソン。自分的に、インクジェットでエプソンはあまり買いたくないんだが。どうも、PM-760C辺りの頃の、尋常じゃなくうるさい、詰まる、壊れる、止まる、というイメージが強いわけで。ついでに、インクカセットがカラー3色で一体なのも許せなかった。でも最近の機種は、少なくとも騒音に関しては改善された?みたいだし、インクも、下位機種まで独立。ここはキヤノンよりも優秀。
一応、PX-A620を候補に入れる。理由は、価格のみ。


他にブラザーという選択肢もある。最近シェアを伸ばしているらしいけれど、プリンターに関しては、マイナーメーカーで痛い目に遭った経験があるもので、ブラザーは遠慮することに。安くて悪くないな、とは思ったけれど。

自宅には他に、シャープのAJ-6010なるインクジェット複合機があるんだけれども、こいつ、どこにもインクが売ってなかったりするわけで。シャープの場合、なぜか2001年頃にインクジェットプリンター市場に後発で参入して、すぐ撤退しやがった。
そりゃあ判るよ。後発でいきなりシェアが伸びないってのも。だけど、ユーザーを見捨てないで欲しいもんだ。対して、キヤノンエプソンならどこでもインクが手に入るわけで、安心。
シャープのインクに悩んだ経験や、先日の洗浄便座のサポートの経験から、少シェアのメーカーや、撤退する可能性の高いメーカーの製品は避けるべし、ということで。ブラザーの場合、プリンターメーカーとしては結構な歴史があるんだけど、積極的に宣伝をしないみたいで、いつまでも少ないシェアのまま。撤退はしないと思うけど、インクの入手性が良くないってのは、痛い。



バイクの故障など、紆余曲折ありながらも店頭へ。そこで、MP520(\16,000)とPX-A620(\8,980)で迷う。キャノンの製品だし、拡大縮小コピーなどができるMP520。対して、めっちゃ安いA620。
最大の決め手は、USB。今まで伝送速度の遅さに参っていたもので、USB 2.0対応のMP520が際だって見えた。何より「エプソン」に抵抗があったし、インク代や、価格.comのクチコミが芳しくないのも、決め手になった。


実物を見て「あれ、パラレル端子は付いてないのか?」と思った。あまりの多機能にびっくし。
正直、液晶画面なんて要らないし、SDやコンパクトフラッシュを突っ込んで写真印刷、なんて言われても、自分にはあまり有り難みがないんだが。
デザインも、何だか妙に存在感があって、部屋の中で完全に浮いてる。もうちょっと地味なほうが・・・


印刷して、これまたビックリ。何でこんなに綺麗で静かなの?と。比較対象が10年前のプリンターなので、何とも言えないが。



でもやっぱり、昔のBJC-35vみたいに10年も使うことはできないだろうなあ。

*1:OEMの、日立のワープロに付属していた分。