見た、乗った等

ちょっと硬いけど快適な足、静かでも「いい音」のエンジン。個人的には結構、こういう車は好きかも知れない。R34は売れなかったけど、原因としては内装の質感だと思った。確かにそれなりに高級感はあるけど、マークIIとは比べものにならない。「走る機械」感があって、悪くはないと思うんだけど。

旦那セダン、として見ると、足はもう少ししなやかさが欲しいと思った。

バイオディーゼル燃料を作って燃費競技に出ているらしい。その実験場所にさり気なく置いてあった、3代目シャレード。「バイオディーゼル」「燃費競技」「シャレード」ということは、まさか・・・


何せ、あのリッターディーゼルは「ギネスブック」に、「ディーゼル市販車燃費世界記録」として掲載されていた車種でもあるわけで。で、その記録を抜いたのは、VWのルポTDI。確か、900ccの3気筒で、コモンレールシステム搭載、ターボ付の奴。これでも、シャレードとは少ししか差がなかった筈。
ついでに、「1ND-TV」を搭載した「ヤリス」が、欧州の燃費競技でシャレードの世界記録と同じ数字を叩きだしたとか・・・?


父親にこの話をしたら「それはいい!買うしかない!!」ということになったりして、今、自宅にプロボックスが置いてあったりするわけだが。

  • ディオン

最後、自宅に近い場所に住んでいる先生がいる、とのことで、同乗して帰ることにした。車種は、三菱「ディオン」。

自分自身、ディオンは、実に「勿体ない」車だと思っていたが、実際乗ってみても、そう思った。柔らかすぎず硬すぎない、ファミリーカーとして絶妙な乗り心地で、インパネや室内も実用的で使いやすい配置。コンパクトで見切りも良く、室内も広くてエンジンも静か。燃費もあのクラスとしては良いほう。しかも安い、と、いいことずくめだった。それもあって、デビュー当初はそこそこの売れ行きを叩きだしたものの、デザインがちょっと地味で垢抜けなかったのと、「ミツビシ」のブランドのせいで・・・

デザインも、個人的にはそんなに悪いとは思わない。むしろ、ファミリーカーとして程よい雰囲気だし、「いい人」っぽい感じで。ものすごくいいとか、華があるってわけではないけど。
強いて言えば内装の質感とデザインか。実用的、質実剛健ではあるけど「お洒落」とか「スタイリッシュ」とは言い難く、その点、見栄えしない。シボの入れ方、トリムの張り方、シートの生地なんかも、ライバルには劣る。何せ、下位車種の「ミラージュディンゴ」と同じインパネ。でも、オーディオや空調のスイッチ位置も絶妙だし、シートの出来もファミリーカーとしては悪くない。

登場時のキャッチコピー通り、「いい買い物」と言える選択肢なんだがなぁ。


なに?GDIは欠陥エンジンだって? この車、8万キロくらい走ってたけどすごく静だったが・・・



その先生は「三菱派」とのことで、「三菱でいいミニバンがない」と嘆いていた。D:5は欲しいけど価格もサイズも視野に入らないし、グランディスも価格が・・・と。



何か自分、案外三菱車も身体に合ってるかも知れないな、と、助手席で思った。というか、むしろ馴染むような気が。