これ欲しい!

マツダの軽トラ「ポーターキャブ」。昭和44年に発売され、途中で幅を広げたりエンジンを換装したりと紆余曲折ありながらも、平成元年まで、20年も生きながらえた、「走るシーラカンス」。

下はファミリア、上はルーチェ・ロータリークーペまで「ロータリぜーション」に躍起だった東洋工業。そんな時代に発売された、ポーターキャブ。コスモスポーツやキャロルも、ほぼ同期生。
ユーノスロードスターが登場し、販売チャンネル「ユーノス」「オートザム」がスタート、マツダバブルの幕開けを迎えた平成元年まで作られた、ポーターキャブ。考えれば凄いことだよね。


最終型で18年落ち。もう立派な旧車なわけで、見かけることも減った。今日、見かけた。ベンチレーターを開けた姿がかわいい。丸っこいキャビンがキュート。丸テールがお茶目。農機具みたいなエンジン音が実にのどか。

顔がゆるんで、ついニンマリしそうになる雰囲気が何とも優しくて新鮮。「アナクロ」というか「ロウテク」というか、そこがいい。