三洋電機の今後。

太平洋、大西洋、インド洋。「三」つの「洋」を制覇し、世界市場を席巻、という志はどこへ。単なる「飾り」に過ぎなかった、野中ともよ会長。いたとしても、辞めたとしても、三洋電機という会社の体質は変わらないであろう。

近頃不祥事や事故、事件も多いし、会社的にも利益は出てないし、「潰れるんじゃない?」と思っているわけで。個人的に、三洋にそこまで思い入れはないが。



かつて、特に劣ったイメージを持たれていた電器メーカー、というと、シャープと三洋。シャープは液晶技術を活かしてプレミアムな路線を確立し、モバイルのほうでも好評を博し、かつてのような劣等的イメージはかなり薄れた。
三洋も、実は意外とスゴイぞ、みたいな所が多くて、充電式電池のシェアを相当持ってるとか、デジカメをかなり製造してるとか、電子部品も結構やってるとか、こう「縁の下の力持ち」的な所があったんだが。この辺、本当に地味だし、ユーザーへの訴求力も低い。看板商品が「エネループ」というのも、これまた地味。シャープの場合「アクオス」だろうが、それに比べれば圧倒的に。


で、その肝心の充電式電池もトラブル続き。そもそも、三洋電機の責任以前にリチウムイオン電池固有の問題、じゃないかとも思うが。


携帯電話なんかも「よく見ると地味に良いところがあるんだけど、何か垢抜けなくて安っぽい」イメージ。例えばマナーモードにタイマーが付いてるとか、そういう、細かいところの気配りは三洋が一番効いているイメージが自分的にあるけど、それ以前にデザインが痛かったりもするわけで。


経済とか、そっちのことは詳しく判らないけど、三洋復活の「カギ」はどの辺か。