どっかの営業風の格好。

現場へ行った。照明の打ち合わせ。作業服で、下にワイシャツ着て、ネクタイをキッチリ上まで。どこかの営業さん、の格好である。何せ、ガキだと思われると結構面倒なので。

発注の手間解消、の目的で、器具は全て電工で統一することにした。ここでメーカーを分けると大変になるので。



基本的には、説明を入れて、カタログを置いてきただけ。相手の希望やイメージも伺いつつ。ただし、1000ページもある業務用のカタログを相手に渡して「さあお選び下さい」というわけにはいかないので、「このページから見た目でお気に召されるものをお選びください。」「同じような見た目のもののなかで、施工条件や広さに適したものをこちらでお選びします。」と。


門灯については、今までの器具の同等品をメインに据えつつ「ご予算やお好みでお選びになってください。夜中じゅう点けておくとなると蛍光灯のほうがおすすめですね。」ということで、他の機種も勧めておいた。

カタログにある「ムシベール」という文字に興味を持たれたので説明すると、「それはいいですね」という反応が得られた。また、同等品の器具については「高い」というニュアンスも受けたわけで、この機種になりそうな予感。


廊下だが、現在付いているのは直付けのシーリングライトこんな感じの、よくある奴。大きすぎる、もう少しこじんまりとした雰囲気の電球を、ということで、40W程度の白熱電球のダウンライトを希望された。
現在他の部屋にあるダウンライトが気に入っているのでこれに似た分を、とのことでもあったが、「『ミニクリプトン電球』が高いのよ。電球が安いのってないかしら?」とのことで、通常の白熱電球のタイプを視野に入れた。しかし、サイズ的には小さいものが良い、とのことでもあるので、「ミニクリプトン電球というのは中にガスが入ってまして、その分通常の電球より長寿命なんですよ。だから少し高くて・・・」と説明した所、「へぇ、持ちが良い分高いのね。」と、ミニクリプトン電球の奴も視野に入った。
また、「天井に心材が入っていると埋め込みできないんですよ。こういうのがありますから、下見で心材が入っていたらこちらを・・・」と、「ダウンシーリング」器具を勧めた。「これだと見た目もダウンライトと遜色ないですし、心材が入っていても大丈夫です。大きな工事もいりません。」と。

常夜灯の代わりにも使う、とのことだったので、調光器を勧めてみた。「こちらを付けられると、夜とかは明るさを落とすことができますし、節電にもランプの寿命にも有利ですよ。工事も手間はかかりませんから・・・」とは勧めたが、高い、とのことで没。



そして、階段下の物入れに簡単な明かりを付けて欲しい、とのことで、使用時間や点灯頻度をお伺いした結果、白熱電球が最適と判断。で、最終的に、面倒なスイッチの配線もいらないし、低予算で、と、原始的だが、こういう紐付きのレセップを入れることに決定。物入れならこれで十分でしょ。



問題として、ここの家、予算にはかなりうるさい様子。安い器具が中心になりそう。