顧客からの依頼。

アメリカから輸入した電気スタンドの調子が悪い、とのこと。
父が行って見てきた段階では、調光器を途中まで回すとランプが微妙な明るさで点滅し、最大に回すと点く、という症状。点いているランプは、アメリカ製の蛍光灯?(25W)。



で、父はそれが電球形蛍光灯であることが判らなかったようで、E26口金の蛍光灯、と判断した模様。こういう品物は確か東芝でかなり昔に特殊用として製造していた記憶があるが、それとは思えない。ソケットは磁器製とのこと。蛍光灯ならプラスティックのソケットな筈。

しかし当然、日本のカタログを見ても「E26口金の蛍光灯」なる品物は存在しない。それに、ソケットが白熱電球用の陶器製のもの、なので、電球形蛍光灯、という説が濃厚になった。


調光器が悪いと疑っていたようだが、この症状の場合、調光器は悪くなく、普通に、調光未対応の電球形蛍光灯を白熱電球用の調光器に接続すると出る症状。


このスタンドはアンティーク品らしいが、おそらく、アメリカで使われていた課程で電球形蛍光灯を入れられ、そのまま使われていたのではないかと思う。メーカー出荷状態では電球・・・?


電球形蛍光灯は25Wの消費電力だが、光束はどれくらいか。おそらく、米国製なわけだから、それほどのものではない筈。始動特性も優れないだろうし。大食らいなのに明るくない、か。
8km/L走れば低燃費、で、壊れないほうがおかしい米国車。トヨタの営業は、キャバリエアバロン/プロナードを売るのを嫌がったのではなかろうか。
6L洗浄ではあるが、詰まりまくって水道屋を泣かせている米国製のトイレ。洗浄便座は全く普及していない。だから、マドンナが日本に来て「これは良い。」と、ウォシュレットを気に入ったという。


対して、世界的に見ても燃費の良く、トップレベルの信頼性を誇る日本車と、6Lでも詰まることなく、ウォシュレットは勿論MP3再生機能までついたハイテクな日本製のトイレ。




個人的に、外国製の家電製品はあまり薦められない。特に米国製なんて論外。やはり造りが粗いし、安全面でも良くない。また、日本でアフターサービスが受けにくい場合もあるし、日本人の体格、日本の住宅事情に合っていない。ドイツ、スウェーデン、オランダ等ヨーロッパの著名メーカーの製品は良いものがあるし、事実自分もブラウンの電動カミソリを使っているが。
ブラウンのシェーバーは一度使うと止められないわけで、一度、父が使っている日立の奴を拝借したときは、あまりの馬力のなさに驚いたほど。ある数学の先生の薦めで買ったんだが、選んで正解だったと思っている。




で、調光器を活かして電球形蛍光灯で・・・というのを実現できる日本の製品は、ひとつしかない。
http://national.jp/product/conveni/lamp/cfl/index_d.html
白熱灯の調光器に接続するだけで、調光が効く電球形蛍光灯。東芝、日立、三菱等では競合製品は出ていない。

ひとまず相手には、これを薦める予定。一応、松下の「ランプ総合カタログ」は入手した。