読み方次第だと思う。

文部科学大臣からのお願い


未来のある君たちへ
弱いたちばの友だちや同級生をいじめるのは、はずかしいこと。
仲間といっしょに友だちをいじめるのは、ひきょうなこと。
君たちもいじめられるたちばになることもあるんだよ。後になって、なぜあんなはずかしいことをしたのだろう、ばかだったなあと思うより、今、やっているいじめをすぐにやめよう。



いじめられて苦しんでいる君は、けっして一人ぼっちじゃないんだよ。
お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、きょうだい、学校の先生、学校や近所の友達、だれにでもいいから、はずかしがらず、一人でくるしまず、いじめられていることを話すゆうきをもとう。話せば楽になるからね。きっとみんなが助けてくれる。



お父さん、お母さん、ご家族の皆さん、学校や塾の先生、スポーツ指導者、地域のみなさんへ
このところ「いじめ」による自殺が続き、まことに痛ましい限りです、いじめられている子どもにもプライドがあり、いじめの事実をなかなか保護者等に訴えられないとも言われます。
一つしかない生命。その誕生を慶び、胸に抱き取った生命。無限の可能性を持つ子どもたちを大切に育てたいものです。子どもの示す小さな変化を見つけるためにも、毎日少しでも言葉をかけ、子どもとの対話をして下さい。
子どもの心の中に自殺の連鎖を生じさせぬよう、連絡し合い、子どもの生命を護る責任をお互いに再確認したいものです。


平成十八年十一月十七日
文部科学大臣 伊吹 文明


http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/06110713.htm

学校で、このようなプリントを配布された。配布された途端、「何だかんだバカバカしいなぁ、こんなに紙とトナー使っちゃって・・・まぁ日記のネタにでも使うか」と思った。だが今打ちこんでいるうちに、見直した。それなりに理解できる内容。

個人的意見として、いじめ、という行為は、恥ずかしい以前にただ「疲れる」だけだと思うわけで、そんなことをする暇と時間があるくらいならもっと有意義に人生の時間を使うべき、と考えている。

この文章自体、狙いははっきり判るし、十分共感もできるし、内容も悪くはないと思うんだが、「いじめられて苦しんでいる君」相手に、もう一つ個人的に追加したいことがある。「苦しんでいるのはよく判る。でもその苦しみが君の幸せを切り開く力になってくれるはず。もう一度よく考えてみよう。君が苦しむ原因は君自身にあるかも知れないよ。」と。
これは自分の経験から言える事だが、よくよく考えれば、過去のあれは全て自分、そしてうちの親のやり方だった。でも俺は当時親を信じまくってたし、自分との対話が足りなかった。で、他人を悪の方向にばかり押しつける、という。中学校で出会ったある先生に、この辺、たっぷり教わった。というか、目覚めさせてくれた先生なわけだが。


1年前にモニタリングを実施したあのサイトのほうは、未だに手を付けていなかったりする。何せ、あの当時以上に他のことが多忙になって、あんなことはやっていられなくなったわけで。というか、サイトを作ったところでアクセスが期待できないと思う次第。それなら現場に行きたい。高校生のうちに。

中学生くらいの男子とかだったら余裕なんだがなぁ。