旧態依然。

いい軽つくろう、こと、eKワゴン。モデルチェンジ、した模様。

余談だが以前、うちのクラスの奴が、家の車が三菱で、リコール問題の前に買っちゃった、とか言ってたから、俺が「リコールなんかトヨタも日産もホンダも隠してる。三菱は隠すのが下手だっただけだよ」「それだけで三菱を否定しない方が良いんじゃないかな・・・」と、言い返した。

それは別にして。
一番のトピックは、スライドドアの採用。個人的に以前から、1500ccクラスのステーションワゴン(カローラフィールダー等)か軽のハイトワゴン(ムーヴ等)のリアがスライドになれば便利なのに、と思っていたわけで、今回の採用に関しては、激賛、したいと思う。でもボディ剛性は大丈夫かな。

そして、インテリア周りの質感向上。ライフあたりを意識したのか。5MTが残っているあたりも、偉い。



だが、これ、実態は大マイナーチェンジ、と言える内容なわけだったりする。写真で見る限り、ドアパネルは先代との共通部品っぽいし、先代で散々酷評された3ATを継承してたり、イマドキこれはないだろ、という配置のドアロックノブ*1も継承しちゃってたり。

この辺、三菱の財政状況に潤いがないせいだと思うが、それにしても酷い内容だと思う。工業製品、としての純粋な完成度は向上したんだろうけど、重厚でどこか知的、シャープな雰囲気で存在感のあった先代と比べ緩慢に「とろけた」デザインも、正直、良くない。


ここ数年の三菱の屋台骨を支えてきた実力者だったeKワゴンだが、今回でどうなることやら。ヒット作の次は、の例に倣いそうな予感。


そして、何気にこの車の存在を思い出しちゃった俺。こいつだって、Λに関しては先代のドアパネルを継承しちゃってるし、売れなかったし。自分個人としては好きなモデルだけど。特にエテルナΣの鉄仮面顔が好き。

というか、三菱の軽の場合、ミニカF4〜FR最終型ミニカまでの約10年間は、今回みたいなマイナーチェンジの繰り返しで何とか売ってたりしていた歴史もあるが。同時期のミニキャブもそういう感じだったと思う。

*1:ドアの右上に付いてる棒。これ個人的には嫌いなんだよね。スバルの軽も未だにこれ。