1年前を振り返る。

中3のとき、クラスにある一人の女子がいた。その女子は当時周囲の殆どの人間から嫌われていた俺に、優しく接してくれた。性格自体も明るい人で、友人も多かった。
それほど男受けする子じゃなかったけど、堅苦しくもなく、真面目だけど適度に砕けた奴だった。変にませてる所もなかったし。成績は俺とほぼ同じくらい。

彼女には兄(と言っても同級生)がいて、彼もまた優しくて面白い人で、クラスは違ったんだけど、結構よく話をした記憶がある。

そんな彼女に、当時、俺は好感を持っていた。



今にして思えば、あれは「好き」だったのかも知れない。



今までの記事にも書いたように、当時は恋愛なんて意識したこともなかったし、諦めていた。
でもひょっとしたら、俺の心の中で、ささやかに、淡い恋心を抱いていたのかも知れない。片思いな筈だが。


今の俺だったら、絶対告白してるね。


彼女は遠方に引っ越すため、確か旭市の高校を受験し、合格したと記憶している。当然今、九十九里には住んでいない。
「引っ越す」と聞いたとき、何か無性に、途方もない悲しさを感じた俺。これも今にして思えば、淡い恋心があったからなのかも知れない。


3月になり、もうすぐ卒業式・・・と言うことで、彼女の存在を思い出したため、このような記事を書く次第だ。