ホンダ ゼ○ト

以前、同級生が「Z」の話をしていたので、「あ、Zかぁ。ミドシップだったねぇ〜」と言ったこといがある。まぁ、同級生の言っていたZは当然、日産フェアレディZなんだが。

ってか、ホンダZはそれを意識した名前だったらしいが。言われてみると、フロントマスクが似てるような。


今度のは、ゼストだ。最近多いような気がする。○ルタとかラ○ティスとかオ○ティとか。
こいつは新型ザッツ、ってことなんだろうけど、ザッツ、まだ売ってるわけで。新型登場前に在庫車処分できないほど売れなかったのか?


まずデザインから斬ってみるか。
MRワゴンと並べて置いておくと、MRワゴンがえらく素晴らしいデザインに見える程の駄作だと思う。
フロントの顔つきはヘッドランプの形状のせいかbBを彷彿とさせ、悪戯なウィンドウグラフィックはY12ウイングロードを、クォーターウィンドウの処理とテールランプは、どことなく、プレオを連想させる。テールレンズの形状はラクティスだね。

悪戯なキャラクターラインも、どことなくトヨタ車を連想させる。乱雑なデザインの典型。


ホンダ、トヨタ以上に「盗んで用いることが多い」会社になっちゃったみたいで。トヨタの新車のほうが、よっぽど個性的に感じるんだが。
ストリームをパクられたからって、ここまでパクリに走る必要はないと思うんだがなぁ。


あとはCMだ。
「走れ!家族の好奇心!」とは一体。イプサムの「走れ、家族の季節。」を思い出したが。


CMソングは「TOUT,TOUT POUR MA CHERIE/Michel Polnareff」。俺の場合、この曲を聴くと織田裕二が出てくる。要するに、IDOcdmaOneだ。もう6〜7年前のCMなんだが。


「あれぇ、この曲・・・前に何かのクルマのCMで使ってた記憶があるけど・・・何だったっけ?」と思った。後で思い出したが。

昭和57年に放送されていた、ビスタ(初代/V10系)のCMだ。マツケンと多岐川裕美の奴。まぁ、あの当時のビスタは不人気車種のひとつだったし、あんまり印象に残るCMじゃあなかったから、覚えておられる方は少ない筈だ。殆どの方が、俺と同じように「織田裕二の携帯電話のCM」を思い出すだろうし。




このゼスト、あんまり売れないと思うな。あまりにゼストを選ぶ理由に乏しい。これでMT車の設定があれば俺的評価はかなり上昇するんだが、それもない。
若干男性的な路線を狙った・・・とあるし、ここは「マーチに対するノート」のような位置づけをするのかも知れないけど。

特に、全体的な質感の低さが気になる。「軽」とは言っても、全体の質感が前時代的な印象を受けるし。カジュアルな感じを出そうとして、逆に失敗したか。

カジュアル且つシンプルな雰囲気を出して、価格的にも割安感を出せばいける筈だが、ゼスト、高いよ。オーディオレス、鉄っちんホイールの廉価グレードで1,039,500円は・・・高い。


ザッツの二の舞か。じきに特別仕様車*1を出して拡販を図るしかないか。

*1:「Nセレクト」とかいう名前で、廉価グレード「N」にCDオーディオとホイールキャップを付けて、税込み105万円とか。