WEY10とNLP51Vの比較。
要するに、現在の仕事車と新しい仕事車の比較。
まず、サイズ。
WEY10 | NLP51V | |
---|---|---|
車両重量[kg] | 1,070 | 1,080 |
全長[mm] | 4,295 | 4,300 |
全幅[mm] | 1,665 | 1,695*1 |
全高[mm] | 1,475 | 1,525 |
ホイールベース[mm] | 2,400 | 2,550 |
トレッド[mm] | 1,445 | 前/1,455 後/1,465 |
最小回転半径[m] | 4.8 | 4.8 |
大差ないね。でも、さすが現行車。幅が広がり、全高が高くなってる。ついでに、ホイールベースとトレッドが大きくなっているのに最小回転半径が同じなのは、注目すべき点。FF技術の進歩だな。やっぱりサクシードは「バン」故に、リアのトレッドを広げて、積載時の走行性を考慮している。
でも、あと5mm幅を広げれば1ナンバーになっちゃうんだよなぁ。ついでに、10Kgほど重くなっている点が疑問。軽い方が燃費いいじゃん。
あと、エンジンのスペック。
WEY10 | NLP51V | |
形式 | ニッサン CD20 2.0 | トヨタ 1ND-TV 1.4 |
種類 | 水冷直列4気筒OHC | 水冷直列4気筒SOHCターボ |
燃料供給装置 | ボッシュ式分配型噴射ポンプ | 電子式 コモンレール |
総排気量 | 1,973cc | 1,362cc |
内径×行程[mm] | 84.5×88.0 | 73.0×81.4 |
圧縮比 | 22.2 | 18.5 |
最高出力 | 76ps(56kw)/4,800rpm | 72ps(53kw)/4,000rpm |
最大トルク | 13.5kg・m(132.4nm)/2,800rpm | 17.0kg・m(173nm)/2,000〜2,800rpm |
明らかにトルク型のエンジンであることが伺える。燃費や市街地走行での利便性を追求した結果か。馬力的には低いが、排気量が小さいことを考えれば、むしろ上がっている、と言える。また、高速ではターボパワー。エンジンそのものも小さいため、軽快さが期待できる。
欧州生まれの、小型ディーゼル。旧世代のディーゼルであるCD20と比べると、どう違うか。興味深い所。
まず、少なくとも加速と燃費はCD20比で向上が期待できるけど、肝心の耐久性はどうか。自分は欧州のディーゼル事情には興味があるけど、それを体感できる、国内市販車唯一のモデルだ。ついでに、今日本で買える唯一の小型ディーゼルでもある。
これからはディーゼルの時代だと思うんだが。ディーゼルハイブリッドも考えられるな。いすゞの乗用車が残っていれば面白かったのに。
しかし、ここまでスペックを連ねて語ったのは初めてだな。
*1:サイドモール装着車