金曜日だけど

日曜大工をしました。以前、照明器具の記事を書きましたが、今度はスイッチとコンセントです。

これが元々付いていたスイッチ。松下電工です。現在主流の「フルカラー」というものです。一般住宅の場合、プレートは樹脂製のものが多く使われていますが、私は施設や店舗で多く使われているこのステンレスプレートの方が高級感があって好きなので、以前交換しました。ちなみにこのプレート、一般向けの安い樹脂製のものが110円なのに対し、280円もします。


・・・これに替えてしまいました。ずっと「レトロ」です。同じく松下電工製。
これは「ハイ連用器具」というもの(東芝は「ネオ小判」だった筈)で、昭和40年代〜60年頃に建築された建物で見ることができます。現在はカタログ落ちしていますが、「受注生産品」として特別注文で保守用として購入することは可能で、これは全部新品です。といっても、交換現場でこれが付いていた場合、スイッチ一つの故障でも全てフルカラー器具に交換してしまいます。
現在は「フル端子」という、差し込むだけで固定できる端子が主流ですが、これは「EG端子」という、差し込んでからドライバーでネジを締めて固定する端子です。この器具についているネジは、プレートはもちろん内部までマイナスです。まぁ、昔の仕様ですからね・・・

見た目はともかく、使い勝手はどうでしょうか。まず。スイッチは出っ張っているので、思ったよりも使いやすいです。操作感も良いですね。
コンセントは、現在のフルカラー器具と比較すると非常に抜き差しが固いです。これが古くなると、すぐ緩くなる代物で・・・(フルカラー器具は古くなっても緩みません)

プレートは本来、新金属(アルミ)かステンレスが良かったのですが、ステンレスは絶版、新金属も取り寄せが必要で面倒なため、このプラスチックプレートにしました。このクリーム色、部屋の中でかなり浮いています。やっぱり新金属が欲しいなぁ。


こちらも今まで使っていたコンセント。パソコン用として使っていました。同じく松下電工製。配線器具は松下電工の他に東芝、神保電器(JIMBO)、明光社などがありますが、品質、耐久性ともに松下が一番です。
こちらはアルミ製の新金属プレートです。学校などでは、このプレートを見かけることが多いです。


こちらもこんな感じです。これは「ハイ角連用器具」というもので、先程のハイ連と親戚関係です。どちらかというとハイ連のほうが多く使われていますが、昭和50年以降の現場ではこちらのほうが多いかも知れません。これも新品です。

ハイ角、ハイ連最大のチャームポイントはこれだったり。

昭和49年まで使われていた、大文字の「N A T I O N A L」が健在です。後のフルカラー器具では、ごく初期(昭和50年頃)に製造されたものを除いて「National」になっています。

コンセントの中央に、このマークがついています。「明るいナショナル」時代の名残です。あんまり気づかないけど。

これで、我が家はフルカラー、ハイ角/ハイ連、コスモシリーズ(最近よく使われている最新式のスイッチです。我が家では狭い隙間にスイッチがあるトイレで使っています)全てが揃いました。