こんな所に

父の車に同乗し、ジョイフル本田に行く途中・・・

新しいハードオフができていました。

早速、ジャンクコーナーへ。

なるほど・・・いつも行っているM原店よりも安くて品物が洗練されています。
動作確認も丁寧に行っていて、「電源入りました」だけでなく「印刷、液晶問題ありません。FDD動きませんでした」などと書いてあります。ワープロを探していたので、その売場を覗きました。

パナソニックキヤノン、リコー、日立のどれかのインクジェットプリンタが付いたワープロを探しましたが、ありません。
しかし驚きました。書院のほぼ最終型であるWD-M800が動作未確認ながら2,000円。こりゃ安いです。あと、最後のOASYSであるLX-S5000が動作確認済み、付属品も揃っていて5,000円!!これには驚きました。普通なら1万は下らないんじゃないかと・・・
このOASYSは買おうかと思いましたが、カラー液晶でJISキーボードだったのでパス。それにそのとき、金を持っていなかったので・・・
他の売場には「ラテカセ」が置いてあったりします。今度からこっちに来ようかな。

そこにあった、東芝のRupo。
JW98A。付属品は揃っているようです。「印刷できます。FDD動きません」で1,000円。
「JW98・・・Lotus 1-2-3付きのビジネス向けの上位機種じゃん!」
どうせFDDはベルトかヘッドの汚れだろうと考え、買いました。

家に帰って使ってみると、液晶がとっても見やすいという事実を発見しました。うちにあるワープロの中では一番見やすいです。
FDDは・・・動かして見たところ変な音を立てます。ベルト不良のようです。

そのとき、こんな事実を思い出しました。
「確か、この頃の東芝と松下のワープロFDDユニットのベルトが同じだったような・・・」
早速、ルポを開けてみました。すると、FDDユニットには「Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.」というステッカーが貼ってありました。なるほど、松下製のFDDユニットを積んでいたからパナワードやMSXパソコンの「A1」と同じベルトだったわけで。
ベルトは延びきって、触っただけですぐに切れました。これなら動きません。

自宅に、パナソニックワープロが一台眠っていました。
FW-U1J70。かつてはよく働いてくれましたが、液晶のバックライトが切れてからはほとんど使っていません。しかし、FDDのベルトは数年前に新品交換したので元気です。
「こいつから移植してみよう!」と、パナワードも一気に分解。
パナソニックワープロですから当然、松下製のドライブユニットを積んでいました。よく見てみると、ルポのユニットと全く同じ作りです。ただし、パナワードは2DDのみのドライブに対しルポは2HD対応のため、その関係で基盤のレイアウトが若干異なっています。
ベルトは・・・同じです。難なくベルトを移植し、ルポ復活!!と相成りました。

パナワードは・・・液晶不良もあったため、もう部品取りとなりました。
「いろいろありがとうパナワード。とっても使いやすかったよ」と言ってあげたいです。使いやすくて大変気に入っていたため、いつかはもう一台松下のワープロが欲しいと考えています。

肝心の

Rupoの使い勝手ですが・・・普通、と言ったところですね。一応ビジネスを意識したモデルのため、スクロールや変換がとても速くて快適です。こいつ、486を積んでいるみたいで・・・当時のワープロとしては非常に贅沢なCPUです。漢字変換は、人名/地名に若干弱いような気がしました。しかし、普通に使う上では十分合格点です。でも、OASYSのほうが少し使いやすいかな。また、プリンタはカセット給紙式でまとめてセットしておけば毎回面倒な給紙が必要ないのが便利かも知れません。
キーボードのタッチは悪いです。ストロークが浅くて微妙な堅さのメンブレン・ラバードームです。OASYSについているメンブレン・スプリング方式の柔らかいキータッチには敵いません。


かつて、JW-R70FIIというごく初期のRupoを使っていましたので、何か懐かしい感じがしました。世代的には全然違うのですが・・・
リッチテキストコンバーターでは読めないR70Fの文書ディスクが残っていたので、これで読んでみたところ読めました。小学校6年だった私の書いた未熟な文章を見ていると、当時の記憶が蘇ってきました。

ワープロを初めて市販したのは東芝です。ワープロ派の私も、「ワープロの原点を作った東芝のRupoに一度は触れてみよう」と考えていました。慣れてくれば、結構いい感じに使えると思います。

工業基礎のレポート・・・しばらくはこれで書いて、リボンで印刷することにします(w