車種不明?

今日、あるレア車を見かけました。
隣町の某所に、ファミリアXG(80年代初頭に売れまくったファミリアです)の青が置いてあり、それを見ていました。

その横に、見かけることのない四角い4ドアセダンが置いてありました。
後ろから見ていたのですが・・・エンブレムはありません。
「カペラ・・・じゃないな」
「3ナンバーかぁ・・・」
「外車・・・じゃないよなぁ?」
車種を判断するのに、結構な時間がかかりました。

「あれ、これはどっかで見た記憶が・・・」
「思い出した!」
やっとその車が何かを思い出しました。
それ、三菱のデボネアでした。が、単なるデボネアじゃありません。
デボネアだけで十分にマイナーですけど・・・


AMGバージョン」じゃないかぁ!!




これ、昭和61年〜平成3年にかけて売っていた三菱の車です。「AMG」が外装をいじっていて、エアロをまとっていました。
が、内装は普通のデボネアと同じルーズクッションシート。いじってあったのは外装だけで、乗り心地はふわふわ。まさに「狼の皮を被った羊」とでも言いましょうか。また、そのデボネアそのものが、当時のギャランΣベースのためシャーシが貧弱で、このサイズでFFなど走りは・・・

実物はまさに「正体不明の車」でした。
まず、高級感が「全く」ありません。通常のデボネアは三菱の最高級車だけあってそこそこの風格がありますが、AMGバージョンは酷いです。同社のディアマンテやギャランよりも安っぽく見えます。だから、私はまず「カペラ」と間違えたのです。
そして、エアロがついているといっても「ガンダム調」で・・・良くも悪くも三菱らしいです。

この見た目でFF、内装はルーズクッションシートの親父仕様。足周りは三菱系企業のVIP送迎用に設定された後部座席最優先のソフトなもの・・・

売れません。まず、買う人いません。