ビジネスチャンス到来。
うちの場合、家電の方はメインでなく、実際の所、他の下請けで食べてるわけだが。
俺が仕事に携わるようになったら「やる気」になっちゃったのか、やたらと売り込む気でいる様子。
しかも昨日の寺の場合、テレビドアホンに興味を持たれていた。父、「よし、一台売ろう!」と。何やる気になってんだか。たいして儲からないくせに。ついでに「あそこのうちは金持ちだからいくらでも出すよ。便所を見てみたら温水洗浄便座がなかったから、一台・・・」とも。
で、参考までに、テレビドアホンと温水洗浄便座のカタログを各社から取り寄せることにした。
東芝のテレビドアホンだが、カタログを出した所、どっかで見たな、という感じだった。まさか、と思い、アイホンと日本インターフォーンのカタログを見る。なるほど、売る気ないからOEMなわけで。でも一応「東芝」名義だから持って行きやすいよね。
ただ、あそこのうちの場合、先日のインターホンの方に、ささやかなライバル意識を持っているようで、インターホンの方の愛車がメルセデス、アウディ、レクサスなら、住職の愛車はBMW、である*1。で、インターホンも何気に意識していたみたい。インターホンのお客さんが自慢した模様。
ここで俺の場合、「○○さん(インターホンのお客さん)の所に工事した直後に大画面の新機種が出ちゃったんですよ*2」とか「お寺となると来客も多いようですから、録画機能付きがおすすめですね。」「今CMでやってる『どこでもドアホン』もありますよ。いかがですか?」と、さり気なく上級製品を売り込んで見せる自信がある。
あそこ、家も広いし来客も多いから、「どこでもドアホン」はうってつけかも知れない。
ただし、温水洗浄便座となると微妙。ひょっとしたらあそこの家、温水洗浄便座を嫌ってる可能性も全くないとは言い切れない。で、ここで、「ウォシュレット」のイメージが強いTOTOや、「シャワートイレ」のINAXの製品がないのは何故か、というと、一応うちは「電気屋」なわけで、TOTO、INAXも提供できなくはないんだけど、電気メーカー以外となるとアフターや部品供給の面で若干不便なため、電気メーカーの松下、東芝、日立等の製品に的を絞ったというわけ。
「家電」として、5年程度で買い換え、を目論んで作っている松下等に比べ、「住設」ということで10年程度の設計寿命を想定しているTOTO等のほうが丈夫なのは容易に想像できるし、むしろ後者を売りたいけど。
で、松下電工、のほうは、便器、だ。「シャワレイン・トレス」やら「エシェル」やら。リフォーム仕様の奴。どうせ温水洗浄便座を売るんだったら、これごと売っちゃった方が儲かるじゃん。父は言ってなかったけど、ついでだからカタログを頼んでみた。それほど設置も難しくないし。
正直、「ナショナルの便器」などという、実績、経験も浅く、信頼性の低そうな商品は売りたくないし、付けたくないんだが。松下自身、こんなページで、「トイレメーカーとして有名なアソコやアソコ」だの、他社のことばっかり書いてる。そりゃあ「National」に便器のイメージは皆無だが。逆に「TOTO」や「INAX」は便器、のイメージしかない。いくら「TOTO KITCHEN」とか宣伝しても「TOTO=便器」のイメージだ。INAXは便器よりもタイルの会社だが。
とは言いつつ、俺は思った。炊飯ジャー、電子レンジ、IHクッキングヒーター、冷蔵庫、トースター等の調理家電から便器まで同じ「National」マークって微妙じゃないか?と。
まぁ、テレビドアホンの一番安い奴が一台売れれば良いほうだな。