初めてだよね・・・?

Y34、R34、C35、U14、B15、N15。日産車の型式で、「6」まで進んだのは、V36、すなわち、今度のスカイラインが初めてだ。

日本のクルマに、ときめきが帰ってくる。こんな文句をあの日産が語った所で説得力は皆無に等しいが、正直今度のスカイライン、悪くはないと個人的に思う。というか、レクサスなんちゃら、よりずっと良いんじゃないか?とすら思う。


エクステリアは先代からのキープコンセプトで、それこそV35が430や910だったら、V36はY30やU11なわけで、変化には乏しい。とは言いつつ、どこかとろけた感じの先代に比べると精悍な印象になり、気品も高まったような気が。この点は悪くない。フーガそっくり、なきらいがあるが、マークXよりは良い。

先代で「木目調は使わない」という一見高尚な思想を持ったように語っていた内装に関しては、安っぽい、と叩かれたためか、今度は特に内装に力を入れたようで、木目、アルミは本物を使ってきた。プレミアムたるもの、いくらヤマハの技術を活かしても木目調プラスチックで「プレミアム」を語っては「?」である。


個人的には「フォーブ」の内装で、外はワインレッド、という組み合わせが良いような気がする。本木目だし、大人っぽくて品があるし、絶妙な落ち着きがある。高級車として適度な車格感もまた良。




スカイライン、のスポーティーなイメージというより、かつての「ローレル」や「レパード」に近い存在感があるけど、これはこれで十分「あり」じゃないかと。日産も捨てたもんじゃないのかな。