デフレデッキ

サンヨーのVZ-H31Gと、ビクターのHR-D4。前者が平成12年式、後者が平成7年式である。いずれも「デフレデッキ」に相応しいもので、メカはペナペナ、中身はスッカスカである。
数年前まで、私の部屋で主力機として使っていたのは、松下のNV-F400という機種だ。当時のハイファイ最廉価機種ではあるが、現在使っているNV-BX10と骨格は同じGメカで、内容的には頑丈である。しかし電源ユニットとチューナーユニットの不良で画像にノイズが入るようになったため、急遽引退し、手元で余っていたHR-D4を使いはじめた。
その後1年くらい使った頃だろうか。今度はHR-D4が不調になり、テープを噛んだり、ローディング不良が発生したりするようになった。これも簡単に直るとは思うが・・・
直すのも面倒だし、手元で丁度余っていたので、今度はサンヨーのほうを使い初めた。それから先日のBX10入手まで、私の事実上メインデッキとして使っていた。心の中では「いつかはバブルデッキ」と思っていた。
今日、この2台を開けてみた。
驚くほど簡略化された設計である。そして、ここまで安くすることのできるメーカーの技術力に脱帽だ。その分、メカの耐久性、応答速度、動作音などは大幅に劣っているわけだが。