突然

プロジェクトXの「革命トイレ 市場を制す」が見たくなりました。
随分前に録画したので、テープを漁って探すことに。
巻き戻し中。ビデオデッキから「ドドドドドドドド・・・」「ガタガタガタガタガタガタ・・・」などという音。サ○ヨーのデフレなビデオですが、別に不良があるわけではなさそうです。

メカの動作音は、バブル期のビデオのほうが圧倒的に静かです。以前使っていた、パナソニックのNV-F400という機種は、メカが非常に静かで快適でした。当時は廉価機種だったらしいですが、メカは上位機種からの流用で、良くできていました。
ただし、この頃の松下デッキは電源ユニットに問題があり、コンデンサーが非常に逝きやすいという短所があります。また、S-VHS機になると、S回路が同じように逝きます。

番組の内容

テープを探していると、プリンス自動車のときのプロジェクトXや、随分前に録ったCGTVやウォーターボーイズが出てきました。録ったことすら忘れてました。

「革命トイレ 市場を制す」にツッコミたいことがあります。

昭和55年にTOTOから発売された、初代ウォシュレットGのお話ですけど・・・
この番組では、TOTOが初めて温水洗浄のトイレを出したようなことを言っています。

しかし、TOTOウォシュレットGを出す13年前の昭和42年に、お尻をヤケドすることのない快適な温水洗浄を実現した温水洗浄トイレが、伊奈製陶(現・INAX)から発売されていたということをご存じでしょうか?

その名は「伊奈サニタリーナ」。
製造終了から25年近く経った今でも、その温水洗浄力と洗い心地がマニアの間で語り継がれている、伝説の温水洗浄便器、サニタリーナ。
http://www.inax.co.jp/company/history/html/win001.html

「車のアンテナが伸びる所を見て、ノズルを思いついた」とは言っていますが、伸縮式のノズルなんか、サニタリーナにも付いています。つまり、TOTOはパクリなのです。
サニタリーナ自体がスイス製の便器をコピーした製品ですが、最初に国産を開始したのは伊奈製陶です。また、国内でマイナーチェンジを行い、洗練させていったのも伊奈が最初。

さらに、国内開発、国内生産で最初に「便座型」の温水洗浄トイレを出したのも伊奈製陶。TOTOが出す4年前の昭和51年に「サニタリーナC1」というやつを商品化しています。

それなのにTOTOは「日本最初の温水洗浄トイレ」みたいなことを言っています。酷い物です。
TOTOウォシュレットの先祖は、米国アメリカン・スタンダード社から輸入された温水洗浄便座「ウォッシュエアシート」です。それを洗練させたのが、今も続くウォシュレット。しかし、最初にやったのは、全部伊奈製陶、今のINAXです。

そのせいか、今でも温水洗浄便座の洗い心地は、TOTOよりもINAXが勝っているような気がします。